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桜は剪定で残すか伐採するか 〜年の弱剪定と毛虫の消毒を続けられるかで決める〜

庭の桜を伐採する前に、剪定で残せる木かどうかを見分ける記事です。枝が増えすぎた桜に起きること、残すなら必要な年の弱剪定と毛虫の消毒、12月までに剪定する理由、伐採を考えたほうがいい木の見え方を、川口市のお庭向けにまとめました。

住宅街の道沿いで、枝を大きく広げて花を咲かせた桜の木
写真はイメージです

桜を伐採する前に、剪定で残せる木かを見る

いうご相談をいただくことがあります。伐採を決める前に、一度だけ確かめておきたいのが、その桜が剪定で残せる木かどうかです。

公益財団法人日本花の会は、いう言い伝えは間違いだとしています。桜は太い枝を切ると切り口から腐りやすいことから生まれた言葉かもしれない、という見方です。言い伝えを信じて何年も切らずにいると、枝が太く長くなり、じゃまになってから結局太い枝を切ることになる。だから、じゃまになりそうな枝は剪定ばさみで切れる太さのうちに切っておくのが大事だ、と同会は書いています。

つまり、桜は手入れを続ければ残せる木です。残すか伐採するかは、2つで決まります。

枝が増えすぎた桜に起きること

何年も手が入っていない桜は、枝が外へ伸びながら本数を増やし、内側で重なり合っていきます。日本花の会の育て方マニュアルには、こうした枝について次のようなことが書かれています。

  • ほかの枝に絡む枝や内側へ向かう枝は、風でこすれて傷ができたり折れたりして、腐れが入り込みやすくなる
  • 枯れ枝は、健全な枝が広がる空間を狭くする
  • 桜の枝や幹にとりつくカイガラムシは、半日陰で風通しの悪いところに付き、多く付くと木が弱る

枝が増えすぎると、傷と枯れ枝が増え、木全体が弱っていく方向に進みます。腐れが幹の中まで進んだ桜は、葉が付いていても太い枝が折れやすくなります。

もう1つ困るのが毛虫です。桜にはアメリカシロヒトリやモンクロシャチホコなどの毛虫がつきます。ふ化したばかりの幼虫は1か所に集まっているので、散らばる前に見つけて取り除くのが有効です。ところが枝が混み合っていると、枝先の白い巣や葉の裏に集まった幼虫が外から見えにくく、気づいたときには木全体に広がっていることになりがちです。

残すなら、年の弱剪定と毛虫の消毒を続ける

桜を残すと決めたら、毎年の手入れは次の2つが軸になります。

葉が落ちたあとに、年の弱剪定

弱剪定は、剪定ばさみで切れる細い枝のうちに、真上に勢いよく伸びた枝、内側へ向かう枝、絡んだ枝、枯れ枝を付け根から抜く手入れです。日本花の会のマニュアルでは、剪定の時期は落葉後の11月から3月上旬とされ、太い枝を切った場合は切り口に保護剤を塗るよう書かれています。毎年少しずつ抜いておけば、太い枝を切る場面そのものが減ります。

この範囲のうち、葉が落ちてすぐの12月までに剪定を済ませておくと、春の花も楽しみやすくなります。枝ぶりがはっきり見えるので、花の付く横向きの枝を残して、要らない枝だけを選んで抜けるからです。年が明けて暖かくなり、つぼみがふくらみはじめる前に作業を終えておける余裕もあります。

毛虫が出る時期の消毒

日本花の会のマニュアルでは、薬をまく時期の目安として、オビカレハは、アメリカシロヒトリは、モンクロシャチホコは、いずれも幼虫が散らばる前、と書かれています。枝を整えてある木は、毛虫の集まりを見つけやすく、薬も枝の奥まで届きやすくなります。消毒は予防と駆除の両方の役割を持つので、毎年毛虫が出る桜なら、出る前の時期に予定を組んでおくと安心です。

剪定や消毒は、伐採とは別の作業です。残すと決めた桜の手入れは、植木屋さんに相談してください。

伐採を考えたほうがいい桜

一方で、次のような桜は、剪定で残すより伐採を考えたほうがいいケースです。

  • 幹が片側へ傾いてきている
  • 根元や幹にキノコが出ている、幹に穴や空洞がある
  • 太い枝が枯れていて、葉が出ていない
  • 枝が隣家の屋根や道路、電線にかかっていて、弱剪定では追いつかない
  • 毎年の剪定と消毒を続けるのが、費用や手間の面で難しい

キノコや空洞は、幹の中で腐れが進んでいるしるしです。こうした桜は、剪定で枝を減らしても腐れそのものは止まりません。傾きや枯れがあるなら、季節を待たずに動いたほうがいい場合もあります。

川口市で、桜を残すか伐採するかを決める順番

  1. 根元に立って、幹の傾き・キノコ・穴が無いかを見る
  2. 枯れて葉の出ていない太い枝が無いかを見上げる
  3. 枝が隣家・道路・電線にどれだけかかっているかを見る
  4. これから毎年、冬の剪定と毛虫の消毒を続けられるかを家族で話す
  5. で異常があるか、4が難しければ、伐採の見積もりを取る

伐採のご相談では、木全体が入る写真と根元の写真、だいたいの高さを送っていただければ、おおよその金額をお伝えします。確定の金額は提携業者が現地を見てからお出しします。

参考:公益財団法人日本花の会/公益財団法人日本花の会

この記事に関するよくあるご質問

大きくなった桜は、伐採するしかありませんか
幹がしっかりしていて腐れや傾きが無ければ、剪定で残せることが多い木です。ただし桜は太い枝を切った跡から腐りやすいので、一度に小さくするのではなく、年の弱剪定で何年かかけて整えていくことになります。
桜を残す場合、どんな手入れが毎年要りますか
葉が落ちたあとの冬に、細い枝のうちに要らない枝を抜く弱剪定を年と、毛虫が出る春から秋の消毒です。公益財団法人日本花の会の育て方マニュアルでは、剪定の時期は落葉後の11月から3月上旬と書かれています。
桜を伐採したほうがいいのは、どんなときですか
幹が傾いている、根元や幹にキノコが出ている、幹に穴や空洞がある、太い枝が枯れて落ちそうなときです。毎年の剪定と消毒を続けるのが難しく、枝が隣家や道路にかかり続ける場合も、伐採を考える理由になります。

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