庭の桜は、葉が落ちている11月から3月に切る
庭に植えられている桜は、秋に葉を落とす落葉樹です。
落葉樹を切るなら、葉が落ちている冬のあいだ、おおむね11月から3月が作業しやすい時期になります。
「桜は花が終わってから切るもの」と考えて、春を待っている方もいるかと思います。
最後にもう一度花を見てから決めたい、という気持ちも自然です。
ただ、花が散ったあとの桜は葉を広げていく時期に入るので、冬に切るときの条件からは離れていきます。
そのため、庭の桜で迷うのは「いつ切るか」というより、「冬のうちに決めるか、花を見送ってから切るか」のどちらを取るか、に近くなります。
この記事では、その分かれ目と、作業日を決めるまでの順番を書きます。
葉が無いと、当日の段取りが先に読める
冬が作業しやすいのは、見た目の問題ではなく、作業の組み立てに直接かかわるからです。
枝ぶりが見えて、倒す方向を決めやすい
葉が付いているあいだは、枝がどちらへ何本伸びているのかが枝葉に隠れます。
葉が落ちると、幹の分かれ方から枝先の向きまで、外から見通せるようになります。
木を根元から倒すには、倒れる先に空いた地面が要ります。
枝が隣家の側や電線の側へ張り出していれば、その向きには倒せません。
冬ならその張り出しが見えるので、「この向きなら倒せる」「ここは倒せないから上から順に切り下げる」を、現地で見た時点で判断しやすくなります。
運び出す量が減る
切った枝や幹は、運べる長さに切り分けてから庭の外へ出します。
枝葉の少ない冬は、そのぶん運び出す量が少なくなります。
伐採の料金には、切り分け・搬出・処分までを含めています。
量が多い季節だからといって、作業のあとに処分費を追加で請求することはしません。
それでも量が少ないほうが、作業する側としては当日の流れを組みやすくなります。
冬に決めるか、花を見送るかの分かれ目
どちらを選ぶかは持ち主の判断ですが、木の状態によって向き不向きが変わります。
枝が隣家や電線に近いなら、冬のうちに
倒すスペースが取れない場所では、木に登って上から少しずつ切り下げ、下ろしていきます。
枝の位置を1本ずつ確かめながら進める方法なので、枝が見える冬のほうが段取りを組みやすくなります。
枝や幹が電線に触れている場合は、作業の前に電力会社への連絡が必要になることがあります。
その確認も提携業者が行いますが、連絡のぶん着手までに日数を見ておくことになります。
花をもう一度見てから切りたいなら
花のあとに切ることもできます。
その場合は葉が付いた状態での作業になり、運び出す量は冬より増えます。
倒す方向を決めるときも、枝葉の奥まで確かめながら見ることになります。
倒す向きに十分な空きがある庭なら、枝が見えにくいことの影響は小さくなります。
反対に、隣家や電線が近い庭で花を待つと、冬に取れたはずの見通しを手放すことになります。
幹が傾いている・枯れているなら、季節を待たない
幹が傾いている木や、枯れている木は、時期を選ぶ話ではありません。
台風の前に「倒れそうだ」と感じたら、11月を待たずに動いたほうがいいケースです。
冬が作業しやすいという目安は、木がまだしっかり立っている場合に限った話です。
川口の伐採で、桜の作業日を決めるまでの順番
川口市とその周辺で庭の桜の伐採を考えているなら、次の順で進めると、冬の枠の中で日程を組みやすくなります。
- 根元に立って幹を見上げ、傾きと枯れた枝の有無を見る
- 枝が張り出している方向(自宅・隣家・電線・道路)をメモする
- 高さが人の背より高いか、屋根を越えているかを見て、本数を数える
- 葉が落ちたら木全体が入る写真を撮り、高さと本数を添えて送る
- 作業日を相談して決める
1で傾きや枯れが見つかったら、2と3を飛ばして4に進んでかまいません。
季節を待つという前提が、その時点で崩れているからです。
2のメモは、倒す方向を決めるときの材料になります。
「あの枝は隣の屋根の上まで来ている」と家族のだれかが気づいていることもあるので、見上げて分かる範囲で書き出しておくと、現地での話が早く進みます。
4の写真と、だいたいの高さ・本数があれば、おおよその金額はお伝えできます。
ただし写真だけでは搬出経路や隣家との距離が分からないため、確定の金額は現地を見てからお出しします。
現地調査と見積もりは無料です。
5で日程を決めるときは、3月の終わりぎりぎりに寄せないほうが調整の余地が残ります。
作業日はご希望と予定を合わせて決めますが、チェーンソーの音が出るので、住宅地での早朝と夜間の作業はしません。
枠の後ろへ寄せるほど、選べる日は少なくなります。
近所の桜の大木で毛虫や倒木が気になるとき
ここまでは自宅の庭の桜の話ですが、ご相談の中には、敷地のすぐ外に立っている桜の大木についてのものもあります。
空き地や空き家に残った古い桜から毛虫が塀を越えて落ちてくる、太い枝がこちらの屋根の上まで張り出している、といったケースです。
毛虫が落ちてきても、よその木には勝手に手を出さない
自分の敷地に落ちてきた毛虫を片付けるのは自由ですが、よその木に薬をまいたり枝を切ったりするには、持ち主の了解が要ります。
2023年4月に施行された改正民法233条で、持ち主に伝えても相当の期間切ってもらえないとき、持ち主が分からないとき、急ぐ事情があるときに限って、境界を越えてきた枝を自分で切れるようになりました。
ただし切れるのは越えてきた部分だけで、木全体の手入れや伐採は持ち主の判断です。
誰の木か分からないときは、土地の登記を見る
木は、原則としてその木が立っている土地の持ち主のものです。
道路や公園の木なら管理している役所、お隣の木なら直接ひと声、集合住宅なら管理会社が相手になります。
空き地や空き家で持ち主が分からないときは、法務局で土地の登記事項証明書を取ると、登記上の持ち主の名前と住所が分かります。
土地の持ち主でなくても請求できます。
古い桜は、中が腐って折れることがある
桜は太い枝を切った跡がふさがりにくく、そこから木を腐らせるキノコの仲間が入り込みやすい木です。
葉はついていても、幹の中が空洞になっていて、強い風で太い枝が折れることがあります。
根元や幹のキノコ、幹の穴、葉のつかない枯れ枝、こちら側への傾きが見えたら、毛虫の話とあわせて持ち主に伝えておきたいところです。
民法717条2項では、木の植え方や支え方に問題があって他人に損害を与えた場合、その木を管理している人や持ち主が責任を負うと定めています。
見積書を添えて、持ち主に剪定や伐採を勧める
「毛虫が困る」「倒れそうで怖い」とだけ伝えても、持ち主の方は何をすればいいのか、いくらかかるのかが分からず、話が止まりがちです。
どの枝を落とすか、木ごと伐採するか、おおよその金額はいくらかを書いた見積書を添えると、判断しやすくなります。
ご自宅の敷地や道路から見える範囲で桜の様子を見て、提携業者がお見積もりをお出しします。
作業の範囲と金額は、持ち主の方の了解を得てから敷地の中を確かめて確定させます。
費用をどなたが持つかは持ち主の方とのお話し合いになりますが、具体的な材料があるだけで、話は前に進みやすくなります。
今日、桜の根元で見ること
まず木の根元に立って、幹を見上げてください。
まっすぐ立っているか、片側へ傾いていないか。
葉の季節なら、周りの枝と比べて葉の出ていない枝が混ざっていないかも見ておきます。
傾きも枯れもなければ、カレンダーの11月の欄に「桜の写真を撮る」と1行入れておきます。
それで、葉が落ちてから連絡するまでの流れが決まります。
傾きか枯れが見つかった場合は、その日のうちに幹全体と根元の写真を撮っておくと、季節を待たずに動くかどうかを決める材料になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 庭の桜を伐採するのに向いている時期はいつですか
- 桜は落葉樹なので、葉が落ちている冬のあいだ、おおむね11月から3月が作業しやすい時期です。
枝ぶりが見えるので倒す方向を決めやすく、運び出す量も減ります。 - 花が咲き終わってから桜を切ってもかまいませんか
- 花のあとに切ることもできます。
その場合は葉が付いた状態での作業になるため、冬より運び出す量が増え、枝の向きも見えにくくなります。 - 幹が傾いている桜も冬まで待ったほうがいいですか
- 幹が傾いている木や枯れている木は、季節を待つ話ではありません。
台風の前に倒れそうだと感じたら、11月を待たずに動いたほうがいいケースです。 - 近所の桜の大木から毛虫が落ちてきます。持ち主が分からないときはどうすればいいですか
- 空き地や空き家の木なら、法務局で土地の登記事項証明書を取ると、登記上の持ち主が分かります。
よその木に薬をまいたり枝を切ったりするには持ち主の了解が要るので、見積書を添えて剪定や伐採をお願いすると話が進みやすくなります。